こちらは昭和59年に京都新聞社文化事業部発行の「現代の陶芸100人・造形の美 香炉名品展図録」です。
100人の作家の香炉が掲載されておりとても見応えのある図録となっております。
写真は清水 卯一の「蓬莱燿香炉」という作品です。
清水 卯一はこれまでの京都の焼き物には無い、新しい作品を作る事を目指しました。
1955頃には、柿釉、油滴によって個性的な作風を確立して作品を作り上げました。
鉄釉の焼成についてですが、当時は還元炎焼成が一般的だったのです。
しかし清水は酸化炎での焼成に成功しています。
若い頃から望んでいた登り窯、蓬莱窯を築いた以降は新しい釉薬への挑戦を続けたのです。
◎清水 卯一の作品を買取してます。お写真を添付しお問合せいただきましたら査定・買取いたします。
