出口王仁三郎
(デグチ オニサブロウ)
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出口王仁三郎 作家情報

出口王仁三郎は、大本教の二大教祖の一人であり宗教家として知られています。しかし神道系の宗教家というだけではなかなか説明しきれない神秘的な人物と言えるでしょう。そんな出口王仁三郎は芸術作品も多く残しています。その種類は和歌や書画、彫刻など多岐にわたることが知られていますが、晩年には陶芸作品も多く制作しました。

出口王仁三郎が制作した陶芸作品は、非常に独自性のあるものです。基本的に楽焼の手法を元にしているのですが、その枠に留まることなく、決められた形にもとらわれていないものでした。まさに出口王仁三郎独特の楽焼と言えるものでしょう。晩年になると楽焼作りに没頭をして、3000点もの作品を作っています。1935年に大本弾圧事件があって独房生活を送りましたが、自由の身になった後、さっそく焼き物作りを再開させています。

作品は出口王仁三郎が亡くなった後、陶芸評論家の加藤義一郎に見出されました。加藤義一郎は備前焼作家で人間国宝の金重陶陽の家ではじめて出口王仁三郎の茶盌を目にしました。その時、加藤義一郎はこんなメモを残しています。

「王仁師手造り『天国廿八』『御遊』の二盌をみせられておどろく。その色彩とリッチさ、茶盌の姿、芸と品格、天才」

メモに書かれたその言葉からもどれだけの衝撃を受けたのかをうかがうことができます。出口王仁三郎の作品は耀碗(ようわん)と名付けられました。国立博物館で最初の展覧会を開いています。色彩は明るくて形状は大らか。独特の作風は当時の陶芸界に大きな衝撃を与えることになったのです。

出口王仁三郎の陶芸作品は日本国内だけでなくヨーロッパでも出口王仁三郎の芸術展が開催されるほどの高い評価を受けています。

出口王仁三郎 略歴

1871年京都府亀岡市で上田喜三郎として生まれる。
1896年穴太精乳館・上田牧牛場を開業。
1898年高熊山で一週間修行をして神秘体験をする。
京都府綾部の出口なおのもとへ。初対面は不調に終わる。
1899年大本教の原型、金明霊学会を組織。
1900年なおの五女すみと結婚し養子婿となる。その際、出口王仁三郎と改名。
1907年建勲神社の主典となる。伏見稲荷山御嶽教西部教庁主事に就任。
1908年御嶽教大阪大教会長に抜擢される。
1916年金明霊学会を皇道大本に改名。
1926年~1935年まで楽焼を制作。絵付けも含めると約五万~六万点。
1946年~1年3ヶ月耀盌以外の水さしまで含めると五千点もの作品を制作。
1948年逝去。
2002年兵庫県立美術館で「出口王仁三郎・すみこ・直日・日出麿の世界 根源の美 展」を開催
2014年石川県立美術館で「古今独歩 出口王仁三郎とその一門の作品展  気韻生動−耀わんと書画−」を開催
2017年林原美術館で「出口王仁三郎とその一門の作品展 王仁三郎の世界-耀盌顕現-」を開催
2018年クリエート浜松で「出口王仁三郎耀琓展」を開催

作家と関連の深いやきもの紹介

楽焼
低火度釉を用いた軟質施釉陶で、主に茶の湯に用いられます。特に楽茶碗の柔らかな質感と口部を抱えた独特の形は茶の用にかなったものとして茶人に好まれてきました。楽茶碗は楽家初代長次郎が千利休の注文により制作したのが始まりです。そのため茶碗は千利休らの嗜好を反映した、手捏ねによるわずかな歪みと厚みのある形状が特徴です。
楽茶碗の代表的なものには赤楽茶碗と黒楽茶碗があります。黒楽茶碗は焼成中に釉薬が溶けたところを見計らって窯から出し急冷することで黒く変色します。赤楽茶碗は赤土を素焼きし透明の釉薬をかけて800℃程度で焼成します。

出口王仁三郎の他、下記の陶芸作家作品も買取強化中です。

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