伊賀焼(いがやき)
歴史や特徴を紹介

伊賀焼は三重県伊賀市で焼かれている陶器です。
時代は中世から始まったと言われ古陶として知られています。生産され始めた頃は、水瓶や、種壷や、擂鉢等、日常に使用される雑器類が中心でした。

どんな歴史があるの?

陶土は山を1つ隔てた所にある信楽焼と同じ琵琶湖層由来の物でした。その為、信楽焼と区別がどつかない状態でした。変化があったのは、桃山時代の天正年間後期です。伊賀領主、筒井定次が阿山の阿山の槙山窯で、茶の湯に使用する為、茶壺、茶入、花入、水指などを焼き始めた事から少し状況が変わりました。こられの製品が筒井伊賀と呼ばれる物です。

その後には、小堀遠州が遠州伊賀と言われる伊賀焼を焼くようになりました。筒井伊賀とは対照的な、瀟洒な茶器が作られています。他にも藤堂高次により、藤堂伊賀等も生産されました。しかしこれはすぐに衰退しました。その後、伊賀焼は興廃を繰り返しましたが、江戸中期に、京都や瀬戸の陶工によりもたらされた施釉陶の技術で再び復興しました。この磁器は再興伊賀と呼ばれています。再興伊賀の後茶陶はほとんど焼かれていません。代わりに、土鍋や、行平、土瓶等の日曜食器が焼かれるようになりました。1982年には、伝統的工芸品の指定を受けています。

特徴は?

筒井伊賀にはビードロ釉と呼ばれる緑色の自然釉が見られます。それが赤褐色の土肌に出た長石粒と折り重なります。それにより独特の風流さと質朴さが出るようになりました。

ゆかりのある陶芸家は?

伊賀焼の有名作家は福森雅武。伊賀焼きを代表する窯元、土楽窯の七代目当主です。昭和19年、伊賀丸柱に生まれた福森は25歳の若さにして、土楽窯7代目当主となりました。「生活と仕事が分離した所に美しいものは生まれない」この信念に基づき、食器も作るようになりました。覚性律庵の住職、大阿闍梨、光永澄道の下で「不動明王」「如意仏」などの陶仏も作っています。現在も、土鍋、食器、酒器、花器、陶仏と、精力的に創作活動を行っています。同時に伝統を重んじており、型押しの製品が溢れる中、ろくろによる手作りを頑なに守り続けています。そして、土も釉薬も伊賀の物を使い続けています。

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