陶器専門の宮筥では「富本憲吉」の作品を買取強化中です。
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富本憲吉の陶芸品 買取価格相場
富本憲吉の作品は年代によって作風がかなり違います。初期頃は楽焼土焼や染付などの技法で民芸調な素朴な作品、中期頃に李朝風や和風の白磁、色絵磁器等、後期頃に金銀彩等などの鮮やかな作風となっていきます。初期頃や数量の多い作品になると、買取価格で約5万円~30万円が多いですが、後期の華やかな人気作品になりますと100万円~300万円以上の買取金額になるものもあり、希少で特別な作品ですともっと高額になっていきます。
同じ作家の作品でも年代、種類、技法、文様、状態、流行などで、価格差はかなりあります。富本憲吉の代表作は後期晩年の華やかの作品で、金銀彩や羊歯模様、更紗模様でつくられたものとなり、たとえ小さいものでも高額査定になる作品です。
作品には底部に描き銘で「富」のサインがあり、富本憲吉の場合は毎年サインを変えていて、制作年で書体に違いがあります。作品集などに年代別サインが載っているため、調べれば一般の方でも正確な制作年が分かります。
陶芸界の第一人者であり贋作も多く出回っています。法定鑑定機関は東京美術倶楽部となっており、有料で正式な鑑定書の作成を依頼できます。
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富本憲吉 作家情報
富本憲吉は、奈良県安堵村東安堵で、大地主であった父・富本豊吉、母・ふさの長男として生まれ、幼少の頃から絵を学んでいました。東京美術学校に入学すると、建築や室内装飾を専攻しています。その在学中にウィリアム・モリスの工芸思想に影響を受けました。卒業をする前に、私費によってロンドンへ留学しています。バーナード・リーチとも出会っており深い交友がありました。リーチは陶芸に熱中しており陶芸家の六世、尾形観山の教えを受けていました。富本も影響をされており、故郷の裏庭に簡単な窯を作って楽焼の製作を始めています。
29歳のときに故郷の奈良に本格的な窯を築きました。独学で多数の技術を自分の物とし、陶磁器の研究をする為、信楽、瀬戸等、各地の窯場や、朝鮮半島に足を運んでいます。李朝に影響された作品や民芸調の作品も製作していましたが、その中で白磁の焼成にも成功しています。
40歳になると奈良から世田谷へ住居を移しました。そこでも窯を築いたのですがこれ以降は東京時代と呼ばれています。東京時代には白磁や染付の作品を主にして造りました。その翌年には特別展で評価を得ています。その後には色絵磁器の製作にも励むようになりました。
帝国美術院会員、帝国芸術院会員、東京美術学校教授などをつとめ、終戦の後には美術学校や芸術院会員を辞めただけでは無く家族とも別れて京都へ移っています。以降は京都時代と呼ばれています。
63歳で京都市立美術大学教授になると、6年後には重要無形文化財色絵磁器の保持者に認定されました。1954年の文化財保護改正によって新設された、重要無形文化財の保持者認定制度が発足した時の最初の認定者です。ほかにも文化勲章を受賞。1963年に亡くなりました。
柳宗悦の民芸運動にも共感を寄せていますが後に決別をしています。京都時代には、色絵に加えて金銀を同時に焼き付ける技法である金銀彩を完成させました。他に、羊歯文様等を使用して、独自の作陶様式も確立しています。
富本憲吉 略歴
1886年 | 奈良県安堵村東安堵で生まれる。 |
1908年 | ロンドンへ留学。 |
1913年 | 簡単な窯を作り楽焼の製作を始める。 |
1915年 | 本格的な窯を築く。 |
1926年 | 奈良から世田谷へ住居を移す。 |
1935年 | 帝国美術院会員 |
1937年 | 帝国芸術院会員 |
1944年 | 東京美術学校教授 |
1949年 | 京都市立美術大学教授 |
1955年 | 重要無形文化財色絵磁器の保持者に認定 |
1961年 | 文化勲章を受賞 |
1963年 | 逝去 |
2006年 | 京都国立近代美術館で「生誕120年 富本憲吉展」を開催 |
2014年 | 奈良県立美術館で「富本憲吉展~華麗なる色絵・金銀彩~」を開催 |
2019年 | 奈良県立美術館で「富本憲吉入門ー彼はなぜ日本近代陶芸の巨匠なのか」を開催 |
富本憲吉の技法について
- 色絵技法
- 色絵とは器物の表面に赤、緑、黄などの彩釉を用いて上絵付けした陶磁の名称です。
陶胎に上絵付けして図様を焼き付けた華やかなやきものです。まずこの色絵陶器が開発され、次に色絵磁器へと技術が進化しました。
色絵磁器は白地透明釉の白釉の掛かった陶磁器の釉面に各種の釉彩をもって上絵付けし、低火度で焼き付けたものです。色絵磁器では色絵の呈色を良好に保つために、白磁素地が純白であることが望ましいとされてました。富本憲吉は色絵に金彩・銀彩をともに施す技法「色絵金銀彩」を研究して完成させました。九谷焼の窯元のもとに滞在して色絵技法を研究した富本が試行錯誤してできたものです。
色絵にさらに金や銀で加飾する時、金と銀は融点が異なるため同時には焼成できません。そこで銀に白金を混ぜることによりその難を可能にし同時に焼成し金銀彩の素晴らしい表現を生み出し完成させました。現在では多くの作家がこの技法を用いていています。
富本憲吉の他、下記の陶芸作家作品も買取強化中です。
- バーナード・リーチ
Bernard Leach - ルーシー・リー
Lucie Rie - パブロ・ピカソ(陶器)
Pablo Picasso - 青木龍山
アオキ リュウザン - 安倍安人
アベ アンジン - 荒川豊蔵
アラカワ トヨゾウ - 石井不老
イシイ フロウ - 石黒宗麿
イシグロ ムネマロ - 板谷波山
イタヤ ハザン - 今泉今右衛門
イマイズミ イマエモン - 宇田川抱青
ウダガワ ホウセイ - 江崎一生
エザキ イッセイ - 岡部嶺男
オカベ ミネオ - 小野珀子
オノ ハクコ - 各務周海
カガミ シュウカイ - 角偉三郎
カド イサブロウ - 加藤卓男
カトウ タクオ - 加藤唐九郎
カトウ トウクロウ - 加藤土師萌
カトウ ハジメ - 金重素山
カネシゲ ソザン - 金重陶陽
カネシゲ トウヨウ - 上口愚朗
カミグチ グロウ - 加守田章二
カモダ ショウジ - 河井寛次郎
カワイ カンジロウ - 川喜田半泥子
カワキタ ハンデイシ - 川瀬竹春
カワセ チクシュン - 北大路魯山人
キタオウジ ロサンジン - 北出不二雄
キタデ フジオ - 清水六兵衛
キヨミズ ロクベイ - 金城次郎
キンジョウ ジロウ - 楠部彌弌
クスベ ヤイチ - 栗木達介
クリキ タツスケ - 黒田辰秋
クロダ タツアキ - 合田好道
ゴウダ ヨシミチ - 小山冨士夫
コヤマ フジオ - 近藤悠三
コンドウ ユウゾウ - 酒井田柿右衛門
サカイダ カキエモン - 十四代 酒井田柿右衛門
サカイダ カキエモン - 佐々木二六
ササキ ニロク - 島岡達三
シマオカ タツゾウ - 清水卯一
シミズ ウイチ - 鈴木治
スズキ オサム - 武内晴二郎
タケウチ セイジロウ - 田村耕一
タムラ コウイチ - 月形那比古
ツキガタ ナヒコ - 辻清明
ツジ セイメイ - 坪島土平
ツボシマ ドヘイ - 出口王仁三郎
デグチ オニサブロウ - 徳田八十吉
トクダ ヤソキチ - 中里重利
ナカザト シゲトシ - 中里逢庵(十三代中里太郎右衛門)
ナカザト ホウアン(13代ナカザト タロウエモン) - 中村六郎
ナカムラ ロクロウ - 西岡小十
ニシオカ コジュウ - 浜田庄司
ハマダ ショウジ - 原清
ハラ キヨシ - 藤平伸
フジヒラ シン - 古谷道生
フルヤ ミチオ - 堀友直
ホリ トモナオ - 真鍋静良
マナベ セイリョウ - 三浦小平二
ミウラ コヘイジ - 宮川香山
ミヤガワ コウザン - 宮之原謙
ミヤノハラ ケン - 三輪休和
ミワ キュウワ - 村田陶苑
ムラタ トウエン - 八木一夫
ヤギ カズオ - 山田山庵
ヤマダ サンアン - 山田宝生
ヤマダ ホウショウ - 樂吉左衛門
ラク キチザエモン - 和太守卑良
ワダ モリヒロ
買取品目
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