黄瀬戸・瀬戸黒
歴史や特徴を紹介
美濃焼きに、黄瀬戸、瀬戸黒と呼ばれる物があります。1978年に、通商産業省によって伝統的工芸品に認定されました。
どんな歴史があるの?
美濃焼きは平安時代に作られた須恵器から発展しました。美濃焼は、岐阜県土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市を中心とした産地で造られる陶磁器の総称です。鎌倉時代以降、古瀬戸系施釉陶器を焼く斜面を利用した窖窯により、陶器の生産が始まりました。15世紀初頭、土岐市域に窯が散在的に築かれました。16世紀には織田信長の経済政策により、瀬戸市周辺の丘陵地帯の陶工たちが美濃地方の集落に移り住みました。そこで、窖窯より焼成効率に優れた地上式の単室窯が多く造られました。桃山時代になると、志野焼に代表される「美濃桃山陶」が焼かれ始めました。そこから一大産地と変わったのです。これが美濃焼の基礎となりました。江戸時代には窯の構造が大窯から連房式登窯と変わりました。志野焼だけでは無く、織部焼等の優れた品が多数生み出されました。江戸時代中期には「御深井」が焼かれたのです。現在では、日本の和食器や、洋食器の大半が生産される大窯業地となっています。
特徴は?
黄瀬戸は室町時代から流れている朽葉色の陶器です。珍重されている物は桃山期の美濃産でしょう。肉厚で透明な釉色の透明なぐいのみ手、薄造りで不透明なあやめ手、江戸期に作られた厚手で光沢の強い菊皿手等があります。美濃の瀬戸黒は、黒釉陶器です。茶碗で多く見られ、半筒形をしており高台は低くなっています。この瀬戸黒は、千利休の好みで造られたとも言われています。
ゆかりのある陶芸家は?
黄瀬戸の源流となったのが、二代・加藤藤四郎とされています。「椿窯」で創世された印花壺や瓶子、天目、茶入などが平安時代の末から室町初期まで焼かれていたとされ、室町末期に美濃に伝わったとされています。
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