織部焼
歴史や特徴を紹介
桃山時代の慶長10年頃から元和年間。美濃地方で生産された陶器の1つに織部焼があります。美濃焼の一種ですが、志野焼の後に造られました。
どんな歴史があるの?
織部焼の元と言われているのが、中国南方から南蛮貿易でもたらされた、交趾焼(華南三彩)です。大量生産をする為、陶工である加藤景延が、唐津から連房式登窯を導入したと言われています。代表的な窯は、元屋敷窯です。窯が開かれた直後、慶長年間が最盛期でした。この時期に造られた物に優品が多いです。元和年間に入ると、器の形や模様が単純化されました。元和末年から、寛永初めの頃には、古典的青磁の復興を目指した、黄緑色から淡青色の御深井釉を使用した御深井焼が本格化しました。その影響もあり織部焼は徐々に姿を消したのです。
特徴は?
織部焼は、織部黒・黒織部、青織部、赤織部、志野織部があります。その中でも一番有名なのは、緑色の青織部です。茶碗は、織部黒・黒織部ばかりで、他は食器類が多いです。他にも抽象を重んじる他の茶器と一線を画しています。歪んだ形の沓茶碗。絵付けは市松模様や幾何学模様。後代になると、扇子などの形をした食器や、香炉が多くなります。
ゆかりのある陶芸家は?
千利休の弟子の指導により様々な茶器が作られたとされています。利休には、大名茶人、古田織部という弟子が居ました。その古田織部が指導して作られたのが織部焼です。この織部焼、古田織部の好みが反映されています。奇抜で斬新な形、文様が特徴です。そのデザインが施された茶器を中心に、多くの織部焼が生産されました。
お問合わせ・ご相談
ご相談・お見積り無料! 買取手数料は一切ございません。
陶磁器専門バイヤーだからこそできるご納得の査定をお確かめ下さい。
事前査定・ご相談は無料 お気軽にどうぞ
お取引の流れ
ご売却をお考えの陶器・陶磁器の詳細がわからないものでもまずは、お気軽にご相談ください。
-
02. 査定方法の確定、査定のご予約内容に合わせて「出張」「宅配」「持込」のいずれの買取方法をご案内。
出張買取の場合は、お客様のご希望をお聞かせ頂き、訪問日のご予約を確定致します。お時間の都合がつけば即日出張査定にお伺い致します。
※いずれの買取方法でも全てご予約が必要となります。 -
03. 査定・買取 現金お渡しお品物を一点一点拝見し、買い取り金額を提示いたします。
内容にご納得いただけましら、即金でのお支払いとなります。
事前にお伝えした価格があれば、傷や欠点がない限り、それをベースにさせて頂きます。
買い取り後に、ご本人様確認書類(身分証)をご提示ください。
- 3つの買取方法で全国対応致します
- 宅配買取
全国対応・送料無料 - 出張買取
無料訪問・出張査定 - 持込買取
店頭買取・査定無料