陶器専門の宮筥では「今泉今右衛門」の作品を買取強化中です。
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今泉今右衛門の陶芸品 買取価格相場
今右衛門作品には美術品としての「作家物」、量産高級食器としての「窯物」があります。基本的には歴代今右衛門の本人作となる作家物の方が買取金額は高いことが多く、技法や種類によりますが、例えば十三代や十四代の大きな皿で約20万円~50万円、窯作品になると約5000円~20000円の買取価格となることが多いです。
現代の作品では、作家物本人作が彫り銘、窯作品がわかりやすく染付銘で「今右衛門」とサインがあります。ただし十代~十二代あたりの時代の今右衛門作品では、染付銘であっても
豪華な作家物作品であることがあり、そのような貴重な作品は染付銘であっても高価格帯での買取が可能です。
今右衛門は磁器の作品を制作していますが、大皿、花瓶、香炉など飾映えのする作品の人気が高く、ぐい吞は今右衛門に限らず人気が高いです。
完品で綺麗な状態が基本で、観賞用としての美術品の需要が高いため、陶器よりも磁器の方が、キズ、カケにより評価が大きく下がります。
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今泉今右衛門 作家情報
今泉今右衛門は、鍋島焼の技法と伝統を復興させ、現代でも継承しています。
9代目の今泉今右衛門が、1873年の廃藩置県の年に亡くなりました。10代目の今右衛門が26歳で家督を継いだのですが、従来の鍋島焼では、下絵付けや本焼きの工程は大川内でしなければなりませんでした。そして、上絵付けの工程は、赤絵町でするという分業制でした。
10代今右衛門は自分で登り窯を築いたのです。そして、成形、下絵付け、本焼きから上絵付けまで、自家工房で一貫生産体制をするようになりました。
11代目の今右衛門は、皇室御用品等を製作しています。従来、鍋島焼きの主力は皿類でした。しかしそれだけでは無く、近代の生活に対応している多種多様の器種の製品を手掛けました。
12代目になると現代的デザインが取り入れられるようになりました。この時代に設立された、色鍋島技術保存会ですが、国の重要無形文化財「色鍋島」の保持者として認定を受けています。
12代が亡くなると重要無形文化財「色鍋島」の指定は、1975年に一度解除されました。
しかし、1976年、13代目の今右衛門が代表者とする色鍋島今右衛門技術保存会を保持団体として再指定される事になりました。
13代は個人としても重要無形文化財保持者の認定を受けています。酸化ウランを呈色剤とする、薄墨という技法を開発した事でも知られています。
13代が亡くなると、2002年に、14代今右衛門が襲名しました。
14代は、伝統を継承しつつも、近世以来の、墨はじきの技法を深化させています。
今右衛門の色絵磁器の特徴は、江戸期より続く350年の色鍋島の伝統です。
現代の色鍋島は、伝統と高い品格を現在に伝えています。
今右衛門は、その、赤絵の調合や技術を一子相伝の秘法として現在、14代まで伝えられています。
卓越した技術は、国の重要無形文化財保持団体の認定を受けるに相応しい高レベルの物です。
今右衛門の理念は、江戸期からの手仕事の技術、その技術を次の世代に継承する事、そしてその技術により作成された色絵磁器が多くの人びとの生活を豊かにする事を大きな理念として掲げています。
伝統とは昔の技術を守るというだけでは無く、継承して日本文化を伝えるという事です。
その考えで、現在も今右衛門の技法が受け継がれています。
今泉今右衛門 略歴
1897~1975年 | 12代今右衛門が、父・11代とともに色鍋島の技法を復興。 |
1976年 | 色鍋島技術保存会が、国の重要無形文化財総合指定の認定。 |
1989年 | 13代が重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定 |
1997年 | 10~13代の作品を展示する「財団法人今右衛門古陶磁美術館」を有田町に開館 |
2002年 | 14代 今泉今右衛門を襲名 |
2004年 | 日本伝統工芸展で東京都知事賞受賞 |
2008年 | 西日本陶芸美術展で優秀賞受賞 |
2009年 | 紫綬褒章授章 |
2010年 | 第1回金沢・世界工芸トリエンナーレへ招待出品 |
2011年 | イタリアで開催のラ・ルーチェ展へ招待出品 |
2014年 | 重要無形文化財「色絵磁器」の保持者として人間国宝に認定される |
2015年 | 静岡県MOA美術館で開催の「光琳ART 光琳と現代美術」へ招待出品 |
2017年 | 山口県萩美術館で「今右衛門の色鍋島」展を開催 |
2018年 | 佐賀県陶芸協会会長に就任 |
2019年 | 日本橋高島屋で「人間国宝 十四代今泉今右衛門展」を開催 |
今泉今右衛門の技法について
- 墨はじき技法
- 墨はじきとは染付磁器で白抜きの文様をつくるための技法です。
まず墨で文様を描き、その上を染付で塗ります。すると墨に入っている膠分が撥水剤の役目をし、墨で描いた部分が染付の絵具をはじきます。その後、素焼の窯で焼くと墨が焼き飛び白抜きの文様が現われるという技法です。この技法は鍋島焼の青海波や伊万里焼の種々の地文に多く使われていますが釉薬前に一度空焼をする工程があるため手間のかかる手法といえます。最近では墨だけではなく科学的に作られた破水剤が用いられています。
今泉今右衛門の他、下記の陶芸作家作品も買取強化中です。
- バーナード・リーチ
Bernard Leach - ルーシー・リー
Lucie Rie - パブロ・ピカソ(陶器)
Pablo Picasso - 青木龍山
アオキ リュウザン - 安倍安人
アベ アンジン - 荒川豊蔵
アラカワ トヨゾウ - 石井不老
イシイ フロウ - 石黒宗麿
イシグロ ムネマロ - 板谷波山
イタヤ ハザン - 宇田川抱青
ウダガワ ホウセイ - 江崎一生
エザキ イッセイ - 岡部嶺男
オカベ ミネオ - 小野珀子
オノ ハクコ - 各務周海
カガミ シュウカイ - 角偉三郎
カド イサブロウ - 加藤卓男
カトウ タクオ - 加藤唐九郎
カトウ トウクロウ - 加藤土師萌
カトウ ハジメ - 金重素山
カネシゲ ソザン - 金重陶陽
カネシゲ トウヨウ - 上口愚朗
カミグチ グロウ - 加守田章二
カモダ ショウジ - 河井寛次郎
カワイ カンジロウ - 川喜田半泥子
カワキタ ハンデイシ - 川瀬竹春
カワセ チクシュン - 北大路魯山人
キタオウジ ロサンジン - 北出不二雄
キタデ フジオ - 清水六兵衛
キヨミズ ロクベイ - 金城次郎
キンジョウ ジロウ - 楠部彌弌
クスベ ヤイチ - 栗木達介
クリキ タツスケ - 黒田辰秋
クロダ タツアキ - 合田好道
ゴウダ ヨシミチ - 小山冨士夫
コヤマ フジオ - 近藤悠三
コンドウ ユウゾウ - 酒井田柿右衛門
サカイダ カキエモン - 十四代 酒井田柿右衛門
サカイダ カキエモン - 佐々木二六
ササキ ニロク - 島岡達三
シマオカ タツゾウ - 清水卯一
シミズ ウイチ - 鈴木治
スズキ オサム - 武内晴二郎
タケウチ セイジロウ - 田村耕一
タムラ コウイチ - 月形那比古
ツキガタ ナヒコ - 辻清明
ツジ セイメイ - 坪島土平
ツボシマ ドヘイ - 出口王仁三郎
デグチ オニサブロウ - 徳田八十吉
トクダ ヤソキチ - 富本憲吉
トミモト ケンキチ - 中里重利
ナカザト シゲトシ - 中里逢庵(十三代中里太郎右衛門)
ナカザト ホウアン(13代ナカザト タロウエモン) - 中村六郎
ナカムラ ロクロウ - 西岡小十
ニシオカ コジュウ - 浜田庄司
ハマダ ショウジ - 原清
ハラ キヨシ - 藤平伸
フジヒラ シン - 古谷道生
フルヤ ミチオ - 堀友直
ホリ トモナオ - 真鍋静良
マナベ セイリョウ - 三浦小平二
ミウラ コヘイジ - 宮川香山
ミヤガワ コウザン - 宮之原謙
ミヤノハラ ケン - 三輪休和
ミワ キュウワ - 村田陶苑
ムラタ トウエン - 八木一夫
ヤギ カズオ - 山田山庵
ヤマダ サンアン - 山田宝生
ヤマダ ホウショウ - 樂吉左衛門
ラク キチザエモン - 和太守卑良
ワダ モリヒロ
買取品目
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